私らしい出産と安産について

母乳育児相談室 ひまわり助産院 土居和代助産師

はじめまして。射水市(旧小杉町)で母乳育児相談室ひまわり助産院を開業しています、助産師の土居和代です。有名な先生方に混ざり、私が助産師コーナーを担当してよいかしら?と思っていましたが、何事もチャレンジ!日々勉強中の助産師だからこそできる事もあるのでは?と思い、担当させて頂くことになりました。私の経験や勉強から、少しでもお役に立てるお話ができたらいいなと思っています。また、私自身も皆さんから学びながら一緒にこのコーナーを共有できたらいいなと思っています。

難しいことは吉本先生に聞くことにして(笑)、あまり堅苦しくなく、楽しく読んでもらえるように書きたいなと思っています。

では、1回目の内容は「出産」についてです。助産師の視点から伝えられる安産のコツについてお話したいと思います。

安産になるように…と皆さんはどのようなことをされていますか?例えば、お守りをもつ・安産祈願する・腹帯をまく・ヨーガやエアロビクスをする・お灸をする等色々な方法がありますね。どれも安産のコツだと思います。では、どういう点で安産のコツになるのかをお話していきたいと思います。

まずは、神頼み!助産師が神頼みって…と言われるとそうですが、私は大事なことだと思います。妊娠中は無事に出産できるかなとか出産や妊娠経過それ自体に漠然とした不安があると思います。そんな時に、頼りになる存在があるだけで安心できるものです。その頼りになる存在が、旦那さんだったり、母親だったり、友人だったりすると思いますが、それが神様になるという話だと思います。不安をかるくして、ゆったりとした気持ちでお産に望めることこそ、安産の近道ではないでしょうか。また、腹帯を巻くという風習も日本古来伝わるもので、戌の日安産の犬にあやかって祈願するものです。家族みんなで安産を一緒に願うことは、お腹の赤ちゃんと向き合い、家族も妊娠を実感できるいい機会になるのではと思います。家族からのサポートも大事な安産のポイントですから、家族にも実感してもらうのは大事なことですよね。


次は、日ごろから体を動かしておくこと大切ですね。お産は体力勝負!なところがあります。痛みを乗り越える為に、エネルギーをたくさん使います。そんな時にすぐにばててしまっては、分娩所要時間が長くなってしまいます。運動方法はどんな方法でも構いません。歩くのが好きな方は、ウォーキングでもいいでしょうし、みんなで楽しみたい方はエアロビやヨーガも良いですね。時間がない方は、掃除や料理の合間にちょっと工夫して体を使うなど、体力をつけることが大切だと思います。富山県は車社会ですよね。歩くという事が特に少ないと思います。歩くことは、体の負担も少ないですし、気分転換にもなり、妊娠後期では子宮口の準備も促され、お金もかからないので、良いことづくしでお勧めです。

助産師だから気付くアドバイス、それは体を冷やさないことです。お産を介助させてもらっていて経験することなのですが、足が冷たい人は時間がかかる方が多いように思います。冷え性の方やクーラーや冷たい食べ物で体を冷やしている方、靴下や腹巻をしていない方に多いように思います。この対策は、簡単!腹巻をする・長い靴下を履く(それでも冷える方は、5本指ソックスや2枚履きがお勧めです)・温かい食べ物や体を温めてくれる食物をとる・体の冷えに目をむけ敏感になることだと思います。また、安産のツボである、三陰交(足首の内側のくるぶしから指3~4本上で押してみて痛いところ)を押してみたり、お灸をすえたりするのもいいですね。入浴も、シャワーで済ませないでしっかり風呂ツボに入り、芯まで体を温めることも大事です。自分の体に向き合い、大切にすること、自分の体に敏感になることで安産に近づけます。

最後に、ぜひお勧めしたいことはイメージトレーニングです。バースプランを立てることも、イメージトレーニングに役立ちますね!どのように過ごし、どのように産み、誰とどの様にして痛みを乗り越え出産するかなど自分のお産のイメージを持つこと、これも安産のコツです。想像できないことや、予期しないことが起こると人は不安になるものです。お産は陣痛という痛みも伴うわけですから、経験したことがない痛みに不安になります。そんなとき、何度もイメージトレーニングしておくと、落ち着いて乗り越えられるのです。また、なかなかイメージできないときは、是非助産師とお話してください。どこがイメージできないのかを聞いてください。そうすることで、不安に思っていることも解消できるのではないでしょうか?また、お産する病院の助産師と仲良くなってください。お話したことがある助産師は、ぐっと身近に感じられるはず。妊婦検診やクラスなどを利用して、色々な話ができるといいですね。

そして、お腹の中の赤ちゃんもイメージしてください。イメージできない方は、積極的に話しかけてください。赤ちゃんはよ~くママの話を聞いています。「おはよう」とか「美味しいね」とお腹をさすりながら話しかけることで、赤ちゃんも敏感にママに反応し、一緒に頑張ってくれるはず。また「きれいな立山だね」と一緒に感動を共有できたら、もっと一体感を感じ、ママも赤ちゃんの存在を意識しながらお産のときに一緒に頑張ることができると思います。きっと、自分でも知らなかった素敵なパワーが出てきますよ!

ママとパパ、赤ちゃん、そして家族、みんなのお産。そのお産1つ1つが素敵なお産になるよう、私らしい、私が望むお産ができたら、きっと素敵な出産だと思います。そして、そのお産が、安産でありますように。



 
4個のコメント
ID:35 2009年 1月 15日11:53 PM コメント者:ひー

コラム読ませて頂きました!今妊娠37週目の25歳の妊婦です。もう、いつ生まれてもよいと言われています。初産なので、楽しみなのはもちろんなのですが、不安でいっぱいで、インターネットを見ていました。神頼みは、寝る前にしようと思いました!手を合わせてお祈りします。そして体力をいっぱいつけてお産に望みます。そしてイメージトレーニングはやはり大事ですよね。赤ちゃんに話しかけながら、乗り越えれるようがんばります。冷えは、妊娠しにくいと聞いたことがあるので、気をつけていました。不安とばかり言ってられません、どんとかまえて、がんばります!読ませていただいてよかったです☆ありがとうございました!

ID:23 2008年 1月 21日9:46 AM コメント者:あん

子育てプラスの先生コラムは良く読んでおり、助産師さんのコラムが追加されていて、思わずコメントしています!
ウレシイです!!
ひまわり助産院さんのコラムを読んで思ったのは、普通に出産のために産婦人科に通院(検診で)しているだけでは、ゆっくりと助産師さんのご指導をうけるのは、なかなか難しいかも、ということです。二人出産しまして、それぞれ別の病院だったのですが、なかなか助産師さんもお忙しいようで、検診をこなしていっただけ という 記憶があります。
もっと早くにこのコラムを読んでいれば、妊婦中に助産院に相談に行ったかも。。。と 思いました。
こういった助産師さんの情報って、少ない気がします。
産婦人科に行っても、「助産院」の情報をお聞きすることもないかと。
おっぱいに悩むママもたくさん要るのではないかと思います。私も一人目の時にはおっぱいに悩み、二人目で助産院という手段を見つけ、今に至ります。
もっともっと、ひまわりさんのように、いろいろな情報提供があると、これからママになる方や今育児で辛い思いをされている方のお力になると 思います。
これからも楽しみにしています。

ID:20 2008年 1月 19日8:18 AM コメント者:ちゃまこ

こんちは。
いつも『ひまわり』ではお世話になっています。
昨年5月に初めて出産を経験し、少し子育てに慣れてきた今、先生のコラムを読ませて頂きました。
出産を控え、期待と不安がいっぱいだった事を思い出しました。
体を動かす事は、本当に大切ですよね。私は、8ヶ月で入院してしまい、いざ出産!!の時は、体力が落ちていたせいか、時間がかかってしまいました(-.-;)
体を冷やさない事は、今も実践中です。…と、いいながから、慌てて先生の所にお世話になっていますが。。。
まだ未定ですが、2人目の出産の時に、コラム参考にさせて頂きます。
これからもよろしくお願いします(^O^)

ID:18 2008年 1月 19日12:50 AM コメント者:あーさん

私は二人子供を出産しました。土居さんのコラムを読んで、思ったことは、出産する前に読みたかったなー、という思いです。二人とも、何もイメージせずに出産しました。もっといろいろできることがあったんだ、と教えられました。自分らしい出産は望ましいです。助産師さんにもっともっと相談したかったです。もし三人目を授かったら、是非お世話になりたいです!






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