抱っこの道具を生活の一部に

富山のスリング&アロマ専門店 リセッツ 上田節好先生 舟川理江先生

新緑の美しさが目に染み入る季節になりました。春の爽やかな風に触れながら、赤ちゃんとのお出かけもしやすい季節ですね。

東日本大震災では、多くの方の命が奪われました。中には、赤ちゃんを抱いたまま亡くなっておられる親子の姿もあったと聞きます。また、命は助かったものの、避難所での辛い環境の中で赤ちゃん暮らしをされている方も多いと聞きます。そういう報道を耳にし、私たちの身にも何か起こったときに、私はどこへ避難すればいいのだろう、何を持っていけばいいのだろう、そして、わが子の命を私は守ることが出来るのだろうか・・・と誰もが考えたことと思います。
小さい赤ちゃん、もしくは歩かれるようになったお子さんを抱っこしながら、私たちはどこまで逃げることが出来るのでしょうか。
 
リセッツに来られるお客様にスリングのアドバイスをさせてもらっていて、必ず皆さんにお伝えしていることがあります。それは『抱っこの道具を生活の一部にする努力をする』ということです。
何かハプニングが起こったときに初めて抱っこの道具を使おうとしても、決して上手くはいきません。どんな道具であれ、その構造や使い方を熟知して、何度か練習をして初めて使いこなすことが出来るものです。
特にスリングに関しては、まずは赤ちゃんの機嫌のいい時間を見計らって練習することをお勧めしています。そして、スリングを使いながら安全に留意し、ちょっとした作業を試してみることも勧めています。
例えば、スリングで赤ちゃんを抱っこしながら、お茶を飲んでみたり、お食事をしてみたり、階段の上り下りをしてみたり、靴を履いてみたり。掃除機をかけてみたとおっしゃるママさんも多いです。安全に快適に使えるようになると、赤ちゃんをスリングで抱っこしながらいろんなことが出来るようになります。
そういうことを“意識して”行なっているうちに、“自然に”行なえるようになります。そうすると、スリングが自然と生活の一部として根付いていきます。抱っこの道具は、おしゃれでするものではなく、生活に溶け込んで初めて役立ちます。
 
何かあったときは、赤ちゃんをスリングや抱っこ紐に入れて非難してください。そういう非常時には、道具を使った場合とそうでない場合では、ママの体力にも差が出ると思います。日頃から抱っこの道具を愛用しているママさんたちは、非常時でも、いや非常時だからこそスリングや抱っこ紐に手が伸びるはずです。そのためには、日頃から、抱っこのための道具が生活の一部であることが必須です。
 
焦ることはないですが、赤ちゃんの機嫌のいいときから、“意識して”練習をはじめてみませんか?



 
コメントはまだありません





お医者さんコラム

コメントができるようになりました!お客様のご意見、ご感想をお待ちしております。ただし、先生への質問はご遠慮ください


▲上へ戻る